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えびっ子コラム


レッドビーシュリンプの効率の良い繁殖 第4回

レッドビーシュリンプの効率の良い繁殖

昨今オークション等で賑わいを見せているレッドビーシュリンプだがオークション、雑誌等で発表されている個体は素晴らしいものへと進化している。今回はハイブリットからハイブリットへ重なる選別配合を得たエビたちの更なる進化を遂げる為の繁殖方を考える。

さて、インブリードが起きている方も多いであろう。奇形が出たり脱卵率が上がったりとなかなか悩みの種が出てきていると思う。本来、私の考えでは一つ例に取るとディスカスなどは10年経ってもなかなか進化しないのである。しかし、エビは繁殖力も凄まじく少しの変化なら3ヶ月周期で進化する。同血統の個体を掛け合わせていき日の丸の固定率が上がったということをよく耳にするが持論ではこの後何世代か続いていくと崩壊へと向かって行くだろう。私は遺伝の面からこの問題を解決していかなくてはならないと思う。もともとは1人のブリダーから広まりここまで来たのであるから外国産のエビの血を入れないとインブリード解除とはいかないと思う。

ここで本題に入りたいと思う。効率の良い繁殖と題したがただ今飼っているエビ達を増やすのは説明するまでも無く、奇形や脱卵率を防ぐ方法を説明したいと思う。

例えば、脱卵率を下げるにはミネラル成分を多く取り入れたりカルシウム等のものを入れると効果的である。これはエビの腹肢の柔軟性を作り上げるのがミネラル成分でありクチクラ構造を強化させるのが炭酸カルシウムであり乳酸カルシウム、マグネシウムである。

これは強いセファリックシールドを作り上げ外敵から卵を守る役目を果たす。また、腹肢の長いエビは脱卵率を下げる。これは観察していて分かった事だが腹肢を器用に使い無精卵を落としていくからである。これは抱卵時に抱えている他の卵を水カビから守ったり他の卵への栄養補給の妨げを防ぐことである。

一度に沢山の卵を抱えこむエビたちにとって栄養補給はかなり重要である。タンパク質(自社製品HYBRID−GOLD)を多く含む飼料に切り替え十分な栄養を取らせる。よく目に付くのが抱卵したまましばらくしてメス親が死んでしまうケースがある。これはストレスが原因と言われているが老化が原因での場合が多いと思われる。しかし、捕食が原因で死亡する場合もある。老化が原因の場合、仕方ないことだがストレスや捕食が原因の場合防がなければいけない。隠れ家を増やす等環境を変えたり給餌量を増やしたりすれば防げる可能性がある。

 絶対的な数値ではないがエビの交尾はオスがメスの卵巣に精子の入ったカプセルを渡し受精にいたる。この絶対的ではない数値とは水槽内に投入するメスとオスの比率である。オスの場合、精子のカプセルの製造はさほど時間はかからない。しかし、メスの場合はい、抱卵するときのサイクルというのは決まっている。遺伝率もオスの遺伝子の方が強くいい個体が出来る条件としてオスがいい個体でなければならない。
効率良く繁殖させるにはメス7のオス3の比率が一番適していると思う。オスの数を調整して全てのメスエビが効率良く産卵出来るようにすればストレスも少なく産卵を迎える事が出来るのである。

 抱卵を誘発させる方法だが一番手っ取り早いのがphショックによる誘発方法だ。

毎日とは言わないが週に3分の1の水換えを行いph値を0.1〜0.2の間で行う。エビにとってはかなりの刺激になると思われる。しかし、この作用でエビが抱卵したらこの作用を止めなければいけない。刺激を与えてしまうと抱卵個体にとってストレスになってしまう。

もう一つは水温によるショックだ。これはとても簡単でありサーモのダイアルを触るだけで出来てしまう。22℃から25℃の水温域を上げたり下げたりする。これは急激に行ってはならない。水温は一歩間違えると多大なストレスを与えてしまうからである。毎日、少しずつ温度を調節していき一週間の間で3℃を目安に行う。この方法もエビが抱卵したら止めなければならない。

 満月の前にこのようなショックを与えると非常に効果的である。メスの抱卵周期は学説的にははっきりとは判明されてないが観察上月の満ち欠けに密接していると思われる。また、この時期に合わせて添加剤などを使用することも適している。

 抱卵率を周期的にコントロールする事ができればハイグレードへの近道へとつながる。

 稚エビの生存率だがいくら沢山の子を孵しても生存率が低ければ全く意味の無いことである。しかし、抱卵を誘発させることは簡単な事であるかもそれないが、稚エビの生存率を上げることは非常に難しいことである。稚エビの生存率を上げるには一番の方法はブラインシュリンプを湧かして給餌させることである。また、淡水ワムシやケンミジンコなども効果的である。稚エビが一番死に至る時は産卵直後ではなく初めての脱皮の時である。カルシウム不足からくる症状で脱皮不全を改善しなければならない。カルシウムをえらから添加させるのも手だがあまり刺激を加えたくはない。ブラインシュリンプ等の甲殻類の餌を給餌させることによって給餌から体内にカルシウムを取り入れさせれる事のほうがより確実で安全であると思われる。後は外敵から守ってあげることが重要である。プラナリヤやゲジやヒドラなどエビを食べてしまう生物は駆除しなければならない。しかし、ここで一つ問題点が浮上してくる。それは、ブラインシュリンプを与えすぎるとプラナリヤが大量に発生してしまうことだ。私の場合ブラインシュリンプは週に1度与えている。目で確認する限りプラナリヤは発生していない。

 少しでも参考になれば良いけれども今後も進化し続けるレッドビーシュリンプに勉強していきたい。 

 
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