ろ過について 第2回
レッドビーシュリンプを飼育するにあたってもっとも重要な点はろ過であります。ろ過の機能は大きく3つに分類されます。ろ過には、水中にある大きなゴミなどを取り除く、物理ろ過と匂いや色といったものを活得炭などに吸着される化学ろ過、そしてバクテリアの動きによって有害部室をより毒性の低い物質へと変える生物ろ過の3つの役割があります。特に重要なのが、生物ろ過で魚のフン、尿などから発生する猛毒のアンモナイトをニトロモナス、ニトロバクターというバクテリアによって比較的毒性の低い硝酸塩へと変化させます。このバクテリアは空気中に当たり前のように存在している為通常、水槽を設置すれば、ろ過、底砂といった場所に自然と繁殖してくれます。環境にもよりますが、およそ2週間から2ヶ月程度で十分に機能してきます。セットし始めの水槽で、レッドビーシュリンプがバタバタと死んでしまうのは、バクテリアが十分に繁殖しておらず、水中に有害物質がまんえんしてしまったことが原因です。早い話が“ろ過”とはこのろ過バクテリアを効率よく繁殖機能させるものだと理解すれば良いでしょう。
ろ過のバクテリアの働き
ろ過バクテリアが水槽内の排出物や残ったエサ枯れ草などから発生する猛毒なアンモニアを分解する、という事は上記の通りですが、具体的にアンモニアはニトロモナスの働きによって亜硝酸へと分解され、亜硝酸はニトロバクターの働きによって比較的毒性の低い硝酸塩へと分解されます。これらを硝化作用と呼んでいます。硝酸塩はそのまま、水槽内へたまっていくので、これをたまりすぎてエビ達に害を及ぼさないように水かえで取り除きます。これらの2種類のバクテリアは好発性バクテリアとも呼ばれ、人間と同じように酸素を使って活動します。逆に言えば、酸素が無くては活動できないため、水槽内ではエビが必要とする以上の酸素を供給する事がろ過の効果を上げるコツです。
ここで、レッドビーシュリンプの飼育にもっとも適したろ過方法を紹介したいと思います。
底面式フィルター
エアーポンプと接続して使います。底にしいた、ソエルがそのままろ過になる為に非常にろ過能力が高いフィルターです。しかし、大掃除の時には、ソイルを全て取り出さなくてはならないので、多少面倒です。日常のメンテナンスでは、水かえ時にソイルの中の老廃物を一緒に出す感じで水換えします。
外部式フィルター
作業音が静か、水槽サイズごとに対応サイズがあり、水槽内や照明スペースなどが広く使える、などの利点をもっています。フィルターのサイズに比例して、ろ過能力も高くなります。また、ろ過材も豊富に販売され、多様な使用も出来ます。ろ過のスペースの中で、バクテリアは非常に多く生息します。ろ過材も、セラミック等のものを使用することにより、非常に長持ち出来ます。とにかく、バクテリアの住処であるろ過を多く仕様出来るため、ろ過能力が最大限に引き出せるものと言えます。
以上の2つのろ過機能を組み合わせて、使用すれば最強のろ過システムと言えるでしょう。
ろ過で1番重要な点はやはり生物ろ過です。ここで詳しく説明します。
生物ろ過
現在のアクアリウムでは物理ろ過と生物ろ過が行われていることは常識です。
しかし、皆さんが知らない生物ろ過を紹介したいと思います。知られているのは好気性ろ過バクテリアが主だと思いますが、それは生物ろ過の第1段階でしかありません。
これらのろ過では硝酸塩を分解する嫌気性ろ過バクテリアによるろ過を考えるべきです。なぜならレッドビーシュリンプでの飼育にとって嫌気性ろ過バクテリアが一番重要なのです。
嫌気性生物ろ過
今までは毒性の少なくなった硝酸塩まで分解されれば、後は草が一部吸収する以外は換水によって水槽から排除するしかないと言われていた硝酸塩を分解するろ過です。
好気性がバクテリアと同様環境さえ整えば原則バクテリアの元やバクテリアのエサは必要有りません。好気性バクテリアに比べ嫌気性バクテリアはかなり厳しい条件下でなければいけません。従って環境を整える一環として嫌気性バクテリアの活動か良くなるためのある種のアルコール類をエサとして与える場合も有ります。
環境を整えてもろ過細菌が増えるまでの期間は好気性ろ過バクテリアよりもずっとかかるとのことです。
以上の点で生物ろ過を最も活用させる方法はやはり底面フィルターと外部フィルターだと思っています。レッドビーシュリンプ達を快適に飼育するには、やはり、ろ過が1番だと思います。皆さんの今までのろ過の方法の参考になればと思います。