レッドビーシュリンプ、飼育議論 第1回
香港から輸入された、ビーシュリンプは日本に入りアルビノ体色、アルビノ遺伝子を利用して、日本で独自のスタイルにして、私が思うに新種として、定着された。本来、コケ取りで人気のあったシュリンプであったが、近年ネットオークションで、体の色や柄で非常に高価で売買されている。そんなもっともポピュラーなレッドビーシュリンプを誰でも手軽に飼育できるように、これからコラムとして書いていきたい。
飼育に入る前の基本
レッドビーシュリンプは比較的に、幅広い水質への順応性を持っている。その為、飼育環境に馴染めば水質を気にすることなく飼育出来る種類である。その為、レッドビーシュリンプの飼育には『水づくり』という、重要な仕事を行わなければならない。今回は第1回目なので、これから回数を重ねて説明していきたいと思う。一番の水作りでのキーワードは「良い水質をいかに長期に渡って維持することが出来るか」ということである。その為方法は、毎日の水質のチェックであったり、ろ過をしっかり出来るシステムを組めるかということである。水質維持の方法としては、順々に解説していく。
まずレッドビーシュリンプの適合水質であるが、一般的な数値で言えば総硬度2〜10、PHは6.0〜7.0亜硝酸濃度は出来るだけ0にというのがレッドビーシュリンプを上手く飼育出来る条件である。しかし、数値のマジックというか私の概念であるが、硬い殻でおおわれている、レッドビーシュリンプの総硬度は無限でもかまわない。近年、色上げ法として、カルシウムが90%以上関係してきていると私の実験結
果でわかった。総硬度の話は「色上げ法」の回で説明したいと思う。
ソイル
まずレッドビーシュリンプの一番重要な飼育材料は、ソイルである。
これはアクアソイルと呼ばれるものであり、粒状に土を加工した製品を底面にしきつめ、ウィローモスなどの苔類をしげらせて、パワーフィルターによってろ過が達成出来る。またアクアソイルを使用する利点はPHの上昇を防ぐということである。レッドビーシュリンプはPHの変化に非常に弱い。製品によってバラつきがあるが、PHの上昇、PHの低下などを防ぐために試薬などを使用せずに、ソイルだけでその働きを行ってくれる。
PH6.5〜7.0の中程度の硬度を好む、レッドビーシュリンプの場合、ソイルを敷いてろ過を十分に効かせる必要性がある。このために吸着作用のあるソイルの働きをもっと引き出すために底面フィルターを使用したい。これは最初にセットした、良い状態の水質を長く維持させる最大のキーポイントである。一度ソイルに水を通過させて、吸着作用のあるソイルにさらにフィルターの役目をさせるという仕事である。
バクテリアの吸着率が高いソイルにさらに外部フィルター等にろ材を使用して効率を高める。また水質の変動を極めて少なくするなど利点が多々ある。レッドビーシュリンプを飼育するにあたり、ローリスク、ロープライスで飼育出来る。その最高の環境を維持させるには、常に日頃の水質のチェックを行う必要がある。PH、アンモニア濃度、亜硝酸濃度、リン等々のエビにとって必要なもの、害のあるもの計測を行い、水質の変化に対応していかなければならない。
現在、さまざまなメーカーからソイルが販売されているが、どれが1番いいのかハッキリ言えない。それは何故か?日本全国、元来の水質に差があるからだ。やはり様々なソイルを使用し試して水質の数値の一番いいもの使用してもらいたい。そこで疑問が出てくるのだが、それならば水槽に水を入れる前に水を作ってしまえばいいと思ってしまうかもしれないが、レッドビーシュリンプの飼育者のほとんどが、それが出来ないと思う。私の考えは「水作り」というのもはソイルを敷いて水を入れてフィルター、ヒーターを動かして行うものだと思う。だからこそ自分が住んでいる水質を知って、ソイル選びしなければならない。
レッドビーシュリンプを飼育するということは水質が命である。ぜひこの機会を利用して考えてもらいたい。
今回はソイルについて書かせてもらったがこれからも順番にコラムを書いて行きたいと思う。
皆さんのさらなる飼育向上に力になればと思う。次回はろ過について書いていきます。